​京都・菊浜へようこそ

「住みよいまちをつくる」　いい言葉です。誰もが望むことですね。

 

では、「住みよいまち」とは具体的にはどんな「まち」なのでしょう？おや、こんなふうにあらためて問いかけてみると、何だか漠然としていますね。

 

安全なまち、便利なまち、美しいまち、清潔なまち。人は誰も自分の理想とする「住みよいまち」を心に描いているけれど、それはみなそれぞれに違っています。そして現実の「まち」は、そんな様々な「住みよいまち」のビジョンを持った人たちが集まり住んで、できているのです。

 

これでは、完璧な「住みよいまち」なんてつくれるのでしょうか。それぞれ違うみんなの理想を同時に実現する「まち」なんて、きっと神様にもできっこありません。

 

でも、待って。みんなこう思いませんか？「危険なまち」よりは「安全なまち」の方がいいでしょう？「不便」より「便利」がいいし、「不潔」より「清潔」がいいですよね。そうです。「住みよいまちをつくる」ということは、みんながいいと思うことを集めた、誰にとっても「ちょっと住みよいまち」をつくることなんです。

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昨日より今日はちょっとだけ安全で、ちょっとだけ清潔。そんな努力を積み重ねれば、毎日少しずつ、より「住みよいまち」にしていける。そんなふうに思って私たちは活動しています。高瀬川を掃除して、昨日よりちょっと美しい高瀬川にする。火災予防や防犯のパトロールをして、昨日よりちょっと安全な町にする。運動会や餅つきなどのイベントで、昨日よりちょっとご近所さんと仲良くなる。私たちの活動の全てが、菊浜の「まち」をちょっとずつ「住みよく」しています。

 

おかげで、高瀬川をきれいにする努力を「住みよい」と思ってくれたのか、今では高瀬川にホタルも「住んで」くれています。そのホタルを見て私たちも幸せになって、ほらまたちょっと「住みよく」なった。

 

みなさんもどうかいっしょに。ご近所さんと顔を合わせたら「おはよう」「こんにちは」そんな声かけも、ちょっと「住みよく」していますよ。

 

昔から菊浜に住んでいる人も、最近菊浜にやってきた人も、少しだけ菊浜にステイする外国の人も、菊浜に買い物や食事、観光で立ち寄っただけの人も、みんながちょっとだけいいことをしてくれる。そうやって菊浜がまた今日もちょっとだけ「住みよいまち」になる。

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そういうのって素敵だと思いませんか。

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